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優雅な平安絵巻 宮島・管弦祭へ

今回は広島は宮島にお出かけの話です。 安芸の宮島といえば、厳島神社の赤鳥居を思い浮かべる方も多いでしょう。

旧暦の6月17日である8月3日に、その赤鳥居を舞台として行われる、嚴島神社最大の神事で日本三大船神事のひとつである「管弦祭」を見に行きました。旧暦6月17日の頃は、満月に近く潮の高い大潮であり、この神事に絶好の時期なのだそうです。 「平安時代に都では、貴族が池や河川に船を浮かべ、優雅な「管絃の遊び」をしておりました。嚴島神社を造営した平清盛はこの遊びを嚴島神社に移し、神様をお慰めする神事として執り行うようになりました。従って河川でなく瀬戸の海を舞台に雄大に繰り広げられるダイナミックな平安絵巻を思わせる海に囲まれた宮島ならではの優雅な祭りとなりました。(宮島観光協会HPより 管絃祭|行事|一般社団法人宮島観光協会 (miyajima.or.jp))」


この日も16時から嚴島神社の本殿で発輦祭が行われ、潮が高くなるのを待ちながら、対岸の神社などを渡っていき、また赤鳥居に戻るという優雅な神事。 24時ごろがクライマックスだったようです。管弦を奏しながら本物の海を行ったり来たりする神事なんて、優雅というよりなんと豪快なのだろう!と思いました。私は対岸の神社に船が着くのを見ていたのですが、あまり観光化されていない神事で地元の方々が見守っているという印象でした。なかなか行ける場所と時間ではありませんが、機会があれば皆さんもぜひ!


対岸の地御前神社に到着した御座船(管絃船)


上とは違う船。人力ですよ。

管弦祭の前に、うえののあなご飯で腹ごしらえ

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