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広島・下瀬美術館へ アート散歩

先日訪れた下瀬美術館。 → 

広島県のなかでも一番西にある大竹市に今年できたばかりの美術館です。ロゴマークが洒落ていて、金沢の21世紀美術館みたいに現代美術を扱っているのかなあ…と気になっていました。


訪れた印象はまずその建物が美しい。瀬戸内海に面して建てられていて、壁が鏡面になっているので、空が、雲が、海が建物に映されていて、写真を撮ると、どれが実物でどれが鏡なのか、まるでだまし絵のような感覚を覚えました。また、工芸家のエミール・ガレの作品にちなんだ草花を中心に植えられた庭園も可愛らしかったです。


建物に空が映ります

左手に見えるは宮島 エミールガレの庭より

建物と空の境目探してくださいね

現在の展示は「四谷シモンと金子國義」。人形と絵という切り口の展示も私には新しくて、詳しくないのに美術通になった気分にもなりました。実は学生時代に四谷シモンさんのお名前だけは存じていて、友人との他愛もない手紙のやりとりの際に、そのお名前をペンネームとして使わせていただいていたことがあります。おそらく新聞でシモンさんのお名前を見て、その響きにはまってしまったのだったと思います。一巡りしてやっと作品を拝見することができました。


作品数も多すぎなくて、ほどよい感じです。ただ、外から建物の写真を撮る方はご注意を。外側から見ると鏡なのだけれど内側からはガラスです。内側がカフェになっている場所で鏡に映る自分を記念撮影をしていたわたし、撮影風景丸見えというか、カフェのお客さんの真ん前にどーんと立ってニコニコしていたわけです。カフェを楽しんでいた方はさぞかし可笑しかったでしょうね。


場所は宮島の少し先で、山口の錦帯橋よりも手前で少し広島寄り。ゆったりした時間を楽しみたい方、何度目かの広島観光をする方にはとてもおすすめです。



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